「かざみやまつり〜カッカッ!
・【Cover】異邦人【Matsuri Kazamiya】
オリジナルコーラスも加えている楽曲『異邦人』のカバー。
異国情緒あふれる印象的なイントロやサウンド感が特徴的な異邦人。やはり歌う際にも、どこか非現実的というか、非日常的な美しさを感じたいものだ。
それでいてこの楽曲の中には、昭和歌謡ならではともいえるリアルな日常描写があるから面白い。
つまり歌う際には、現実的でも、非現実的でもあるという、なんとも矛盾した雰囲気を描かないといけないのだ。
しかし彼女の歌声には、その現実感も、非現実的なオーラも、両方とも感じられる。
昭和歌謡好きが惹かれるきっかけとなったのも納得できる作品だ。
・【Cover】ウイスキーがお好きでしょ【Matsuri Kazamiya】
「Barやスナックで語るようにしっとりと歌い上げた」という『ウイスキーがお好きでしょ』のカバー。
「曲に乗りながらも歌詞は語りかけている」というように、まるで本当にBarやスナックで、目の前で話しかけられているように、歌声が届けられる。
中にはそういうところに行った経験がないという人もいるかもしれない。
それでも自然と、そこにいる自分と、目の前で話しかけてくれる(歌いかけてくれる)ママが浮かぶのではないだろうか。
「一音一音丁寧に聴いて欲しい」という、臨場感がたまらないカバーだ。
・【Cover】ガンダーラ【Matsuri Kazamiya】
「この曲を聴いた時にメロディが1日中頭から離れなかった」というほどに刺さった楽曲『ガンダーラ』のカバー。
「音域が低い分、技術が大変で、個人的に難しい楽曲だったし収録も時間がかかった。特に工夫したのは、AメロとBメロの雰囲気の変化」と自身でも話すように、決して女性にとって歌いやすい音域の歌ではないだろう。
その活動を通して「昭和歌謡といえば風宮まつり」という存在になりたいという彼女。
また「昭和歌謡とお酒の相性が良いと思っているので、いつかは風宮まつりオリジナルの日本酒を作りたい」「昭和歌謡でVtuberのイベント出演をしたい」「登録者4万人に向け、より多くの人に注目してもらえるように頑張っていきます!」と、その他にもいろいろと話をしてくれた。
きっと彼女には、実際にそうしてその輪を広げていくだけの力があるはずだ。