音楽と物語を紡ぐ吟遊詩人、風街ピリカ。


異世界に住み、そこから音楽とファンタジーを軸に活動を展開。

本来異世界と現実世界は干渉できないが、FRプロダクションの技術で通信が繋がっている。


2021年4月1日に第1章『Hello, World.』が始動。同時にTwitterデビュー。

同年5月にYouTubeにて初めての配信を展開も、途中で謎のノイズにより切断される。


2022年3月20日、1stアルバム『風渡りの冒険譚』をリリース。

同年6月より、第2章『FAIRYTALE』が始動している。




・風渡りの旅人 / 風街ピリカ



初投稿の楽曲『風渡りの旅人』。

この楽曲のテーマは“風”と“寄り添う音”。


「自分の名前にも入っている『風』は、どんな場所にいても常にそこにあるもの。そんな“風”と“寄り添う音”を奏でる、というのが風街ピリカのテーマ」と話すことからも分かる通り、同曲は自己紹介的な役割も持つ1曲。作詞・作曲は自身で手掛けている。


優しく流れていく風のように爽やかなサウンド感には、ファンタジーの雰囲気が香る。そして穏やかで心地よい歌声と歌詞の世界観が、心にワクワクしたものを届けてくれる。聴いていると一瞬でその世界観と繋げてくれる作品だ。



・【漫画MV】炎の子と宝石の夜 / 風街ピリカ



「活動の中で“物語音楽”をとても大切にしている」という彼。「作曲時にもプロットを用意して、世界観を緻密に作り上げて制作している」とのこと。そうして構築される世界観・物語は間違いなく彼の音楽の大きな魅力の一つだ。


この作品『炎の子と宝石の夜』は、黒い炎を吐く忌み子と白い炎を吐く神の子、そんな2人が宝石の夜を見つける物語。それを描く歌詞や、視覚的にしてくれる漫画MV、牧歌的でやはりファンタジー色の強い軽快なサウンドと穏やかな歌声によって、物語に没入できる。


ネタバレになるので詳細は控えるが、是非最後まで物語に入り込んで、楽曲の後半で明らかになる真相を聴いてほしい。


・【1周年記念配信】「Hello, World」



活動1周年配信の模様。


風街ピリカというVtuberは出生に謎がある。

活動を開始した当初は『異世界生まれの吟遊詩人』という情報のみだったが、活動を通じてその謎の真相がいくつか明らかになっている。


この1周年配信ではこれまでの全ての謎が解明され、風街ピリカが異世界から我々の住む現実世界へ転送された。

そして今後も視聴者の方と謎を追っていく。


そんな風に一緒に楽しんでいけるというのも彼とその物語の魅力だと、改めて分かるだろう。


この配信内でこれまでの歩みもまとめて解説してくれているので、風街ピリカの事を初めて知ったという人でも、十分に楽しめる内容になっている。それでいてさらに一気にその世界観について理解が出来るので、必見の1本だ。



活動1年目の終盤、2022年3月に1stアルバム『風渡りの冒険譚』を発表した彼。


「活動2年目の今年も、3月頃にアルバムの発表ができるように今後も活動を進めていく」と話してくれた。

そしてそのアルバム制作に向けて、定期的な楽曲の公開も準備しているようで、8月末にも新曲「緑風の子と天空島の手紙」を出す予定となっている。


こちらは「多くのイラストと共に、Live2Dアニメーションも盛り込んだMVになっている作品で、一本のアニメや映画のような、壮大で優しい世界観の物語をお届けできそう」とコメントも貰っているため、是非チェックし続けていっていただきたい。