少年の姿をした魔法少年VTuber・雨月(うげつ)わたる。相方・晴日さぁむと共に「サニーレイニィ」というユニットで活動しており、ゲーム実況を中心に、さまざまなコンテンツでファンを楽しませている。


2021年2月にYouTubeでの活動を開始して以来、一貫して届けているのは「心が潤うような癒しの時間」。
低めでまったりとした声、飾らない語り口、時折鋭く世界を切り取るような観察眼──そして、クリアするまで決してあきらめない意志の強さ。
そのすべてが、“ただのゲーム実況”という枠を超えた「物語の語り手」としての魅力を際立たせている。

配信ジャンルは幅広いが、YouTubeでは特にソウルライク・ロボット系・ホラーゲームに注力。
過去には『アーマード・コアVI』での武器なし縛りプレイや、『クロックタワー』全エンディング制覇、さらには『ELDEN RING』の初見+縛りプレイなど、独自の切り口で作品を楽しみ尽くしてきた。
その落ち着いたプレイスタイルと没入感の高いリアクションから、リスナーからは「冷静すぎるホラー実況」「考察力と感情のバランスが絶妙」といった声が寄せられている。

ゲーム外では、ロボットアニメやホラー映画の同時視聴、雑談配信なども展開中。
多くのコンテンツへの興味を抱えながらも、「自分が本当に好きなもの」に絞ることで配信の質を高めたいと考えており、その真摯な姿勢もまた視聴者に安心感を与えている。

生粋のゲーム好きとして知られ、自宅には新旧さまざまなゲームハードとソフトが揃う。
所有するソフトの数は、かつては200本ほどまでは数えていたものの、現在はあまりに多くなりすぎて把握していないという。
そのゲーム愛と丁寧な配信スタイルが評価され、いくつかのタイトルでは先行プレイを依頼されることもある。




・【🔴AC6】 素手縛り攻略「迫真ルビコン神拳部―エンジン全開!―」~ARMORED CORE VI~ #EX22【雨月わたる/Vtuber】



2024年4月23日に行われたライブ配信のアーカイブ。雨月わたるは、アーマード・コア6の「武器無し縛り」によるミッション攻略を行った。

彼のゲームスキルの高さがわかる本動画。コメント欄には「すごい」「歴史的快挙」といった声が届けられている。

殺伐とした雰囲気のゲームを、終始楽しそうにプレイした彼。コメントをよく拾い、リスナーとコミュニケーションを取る姿も印象的だ。


・【🔴エルデンリング/初見】たるでんりんぐ~惑星ルビコン3からの使者/ELDEN RING~ #T01【雨月わたる/Vtuber】



2024年4月28日に行われたライブ配信のアーカイブ。雨月わたるは、死にゲーとして有名な『ELDEN RING』に初見で挑んだ。

本動画について「初見のプレイヤーがあまりやらないようなプレイングをしている」と話してくれた彼。回が進むごとに難易度があがり、プレイに苦労したという。

コメント欄は、彼への応援や称賛の声で溢れた。本ゲームを知っている方も知らない方にもぜひ見ていただきたい一本だ。


・【🔴クロックタワーリワインド/全END】スーファミの伝説的ホラーゲーム「CLOCK TOWER」が移植されたので遊びつくす【サニーレイニィ/Vtuber】



2024年11月15日に行われたライブ配信のアーカイブ。スーパーファミコンの伝説的ホラーゲーム「CLOCK TOWER」に挑んだ様子が収められている。

数あるホラーゲームの中でも特に好きなのがクロックタワーの1作目と2作目だと話す雨月わたる。「ネタバレは僕がするから」というコンセプトで、知る限りのうんちくを話しながら遊んでいる回となっている。

楽しそうにゲームをプレイする彼を見ていると、こちらも自然と笑みがこぼれる。ホラーが苦手な方も見やすい動画となっているため、ぜひおすすめしたい。



今後について尋ねると、彼はこう語ってくれた。

「もちろん、まだまだVTuberとしては若輩者なので、まずはチャンネル登録者5,000人を目指したいと思っています。でもそれ以上に、僕のチャンネルが“居場所”のように感じてもらえるような、そんな場所にしていきたいんです」

その思いを形にするため、現在は過去配信の切り抜き動画の作成や、Twitchでの配信活動などにも取り組み始めている。
これは初見の人が気軽に入りやすい導線を増やすだけでなく、既存のリスナーにとっても楽しめるような内容を意識した取り組みだ。

また“ゲームが好き”という原点を何よりも大切にしており、
X(旧Twitter)では配信が難しいタイトルやレトロゲームのプレイ進捗を、スクリーンショットや短い動画で紹介する試みも始めている。
ちなみに現在プレイ中なのは、セガサターンのマイナータイトル『セガサターンで発見!たまごっちパーク!!』だという。

将来的には、自身の得意分野であるゲームを軸に、新作タイトルのタイアップなどにも挑戦していきたいと語る。

「大声で叫んだり、テンション高く騒いだりするタイプじゃないけれど、その分、穏やかだけど面白い、どこか笑っていけるような活動を続けていきたいです。“爆発的な派手さはないけれど、つい見ちゃう”“気づいたら好きになってた”──そんな存在になれたらうれしいですね」

雨月わたるは、疲れ切った心を潤し、癒してくれるような時間を紡いでいる。彼がこれから歩んでいく道は、きっと虹のようにとびきりカラフルだろう。