factoki(ふぁくとき)は、「人狼ゲーム」を中心に活動しているVTuber・ゲーム配信者である。

1994年12月19日生まれで、MBTIは INTJ-A(建築家)。

■経歴
学生時代には、別名義でニコニコ動画にてFPSゲームなどの配信を行っていた。
広告代理店勤務時には激務であまり帰宅できず、スマホ向け配信サービス『Mirrativ』にメイン配信プラットフォームを移行。
Mirrativでは過去配信アーカイブがすぐに消えてしまうことから、無期限でアーカイブが残るYouTubeへと移行し、現在ではTwitchとYouTubeを併用して活動している。

人狼はもともと配信外で趣味としてプレイしており、テキストベースのオンライン人狼サイト『るる鯖』でその技術を磨いた。
やがて『人狼殺』や『人狼スポーツ』などオンライン人狼アプリでのプレイ配信を行うようになり、界隈で大きな話題に。
現在でも『人狼メトロポリス』などで野良プレイ配信を続けながら、Zoom人狼で幅広いプレイヤーと同村しており、その論理的なプレイングと、ユーモアを交えた独特のワードセンスで人気を集めている。

VTuberとしてのfactokiが誕生したキッカケは、後述の人狼アプリ『人狼狂』のキャラクターデザインをつとめていたデザイナー、ZOZO_FRANKENからの誘いであった。
元々別のイラストレーターに依頼しVTuber化する予定だったが、連絡不通となり断念。
VTuber化を諦めかけていた所に前述の誘いを受け、彼のイメージにピッタリでハイクオリティなLive2Dの身体を手に入れることができたそうだ。

■人狼のプレイスタイル
人狼を「議論ゲーム」としてとらえ、議論中心の進行に重きを置くスタイル。
自身の役職に関わらず、初日から積極的に意見や考察を発言していく傾向にある。
また、感覚で白置きしていくのではなく、発言や行動から違和感のある要素を見つけて「怪しさ、黒っぽさ」を指摘し追求・精査していくタイプ。
逆に、表情精査など感覚で要素を見つけていくのはそれほど得意ではないという。
盤面整理能力も高く冷静な視点を持つ一方で、時には皮肉や毒舌を織り交ぜながら「議論」で熱く殴り合うことも辞さない。
冷静に状況を見つめながらも、同時に情熱をぶつけていけるそのスタイルこそfactoki流と呼べるのではないだろうか。
鋭い切り口の発言でその場の雰囲気を変える「言葉の魔術師」とも評されている。

■人柄
かつては挑発するようなプレイスタイルでオンライン人狼をプレイしていたことから、他プレイヤーから避けられたり、他配信者のファンに毛嫌いされてしまうことも多々あった。
しかし現在では、同村者に対して気遣いを見せ、尊重する場面も多い。
ゲームの中では強い言葉で激しいやり取りをすることもあるが、同村プレイヤーをリスペクトしているからこその「本気」の応対である。
また、実際に話してみるとノリが良くユーモアたっぷりで、どこか憎めないお茶目さを持つ。
それでいて、自分の好きなもの(人狼やアニメ)に対しての熱さも持ち合わせている。
配信者の中には彼を支持しリスペクトするプレイヤーも多く、高田健志主催の『ガチ狼』参加決定時には祝福の言葉が多く寄せられた。

■配信へのこだわり
自身が主催する企画(村)においては、事前の準備や集合時間の指定などを非常に丁寧に行う。
GMとして自我を出さず、黒子役に徹することができる点も素晴らしい。
言葉選びが上手く、盤面解説も非常にわかりやすい。
プレイヤーがスムーズに気持ちよくゲームを楽しめる環境構築を大切にしており、視聴者目線でも非常に見やすい配信となっている。

「コメント」を大事にしていることも特筆すべき点だ。
factoki自身も「コメントがあるからこそ配信が成り立つ」と語っており、絶対的に必要な要素として捉えている。
その「要素」には「反対意見」や「アンチコメント」も含まれている。
「肯定的な意見だけを求め、反対意見を排除してしまうと自分自身のためにならない」とし、自身の枠内では様々な方向性のコメントを歓迎。

「コメントが全然ないよりはアンチコメントで溢れかえっている方が良い」というスタンスを取り、肯定的なファンコメントだけではなく、否定的なコメントや罵倒コメントなど他配信ならスルーされるようなものも拾い、時には真摯に回答し、時には激論を交わしている。


そして、批判コメントの中でも、factoki自身が正しいと思った指摘などは受け入れ、取り入れていく懐の広さも見せている。
これだけ読むと殺伐とした配信を想像する方もいるだろうが、実際には温厚で楽しいトークを繰り広げていることが殆どだ。
気軽に自由に、堅苦しいマナーを気にせず、好きにコメントできる空間であると言えるだろう。
大好きなアニメ作品に関する話題のコメントが付いた時などに見せる、心から楽しそうな柔和な笑顔も印象的である。

■配信者としての葛藤と成長
以前は「自分のためだけ」に人狼配信をやっており、スタイルも「自分の人狼を見ろ!」というものだった。
自身も「横暴に配信をしていた」と語り、全世界に向けて配信をしているという意識も無く、ただプレイを垂れ流している感じだったという。

長い間マニアックなコンテンツであった人狼だが、かつてブームが起こり地上波のテレビで人狼番組が放映されていた時代があった。
ブームをキッカケに新規プレイヤーが爆発的に増え、気軽にプレイできるボイスチャット式人狼アプリの登場など増加傾向はさらに加速。

人狼界にとって大きなメリットである反面、全国の見ず知らずのプレイヤーがマッチングした対戦を行う「野良マッチ」では、名人レベルのプレイヤーとルールもほぼ知らない初心者プレイヤーがごった煮となり、まともに進行できない村が多発するなどの問題も発生。


また、自身を正しいと思い込み、出鱈目な論を高圧的に、強引に通そうとするプレイヤーも散見された。
るる鯖の厳しい環境で罵倒されながら成長した彼にとってそういった状況は耐え難く、大きなストレスを抱えたfactoki。
やがてそのストレスを発散すべく、そういったプレイヤーを揶揄し晒し上げるような過激な配信を行うこととなる。
この配信で人気を得たが、同時に悪いイメージも付いてしまった。

そんな折、プレイ上の対立からある人気配信者と険悪になり炎上。
しかし後日、相手プレイヤーから「個人的にはfactokiさんをプレイヤーとして心から尊敬してるし応援してます!お互い頑張りましょう!」という内容のDMを受け取り、「勝手に思い込んで敵意を持っていたのは自分だけだったんだ」と気付くことに。
この一件から「配信者とはなにか」について考えるようになったfactokiは、尖った部分を残しながらも他者をリスペクトし、より多くの視聴者が楽しみやすい配信スタイルへと徐々にシフトしていった。

現在ではプレイヤーとして活動すると同時に、自身がGMを務める人狼企画を主催し、初心者を積極的に招待するなど、多くの人々に人狼の魅力を伝え、プレイの場を提供する活動を行っている。

「確立された競技シーンがあるわけでもない人狼というジャンルがもっと市民権を得るには、配信人狼を通しより多くの方々に楽しさを知ってもらうことが大事」

そう語る一方で、プレイヤーとしての変わらぬ熱い想いも口にしている。

「それでも僕はあくまで人狼プレイヤー。視聴者に上手い人狼プレイヤーと思っていただけるように精進していきたいです」

プレイヤーとして、GMとして、主催者として、そして雑談者として。
これから彼はどんな輝きを見せてくれるのだろうか。



① 人狼狂



リスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLh07t2QgKS-Ev4itUo0ywk13EUgoJu2wE


factokiがVTuber化する一つのキッカケとなった人狼アプリ『人狼狂』の配信シリーズ。
『人狼狂』は、「カットイン」機能の導入により、ターン制ボイスチャット人狼でありながらより「議論」を成立しやすくした革新的なアプリである。
センス溢れる派手なヴィジュアル演出やボイスエフェクトなども手伝い、短い稼働期間だったにもかかわらず伝説となるほどの人気を博した。

2019年〜2020年頃のfactokiのプレイを堪能できると共に、伝説的なアプリをバグ有りのβ版から見ることのできる貴重なアーカイブである。
鋭い考察と、合間の軽快でユーモア溢れるツッコミなど、彼の人狼プレイヤーとしての良さはこの頃から既に全開。
現在とどれだけスタイルが変わっているか、もしくは変わっていないのかを比較してみるのも面白い。


② ここから人狼村 (ここ村)



リスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLh07t2QgKS-FI92m1ERNut3ikbJFzxuAJ


正式名称は『ここから人狼村』で、通称『ここ村』。
「もっと人狼したいけど初心者VTuberが気軽に人狼できる場がない」という声を聞き、その受け皿として始まった、factokiが主催・GMを務めるVTuber特化の村である。

きっかけは、factokiが皆勤出演していた、転寝ころぶ主催の『スタンド人狼』。

「猛者と初心者がペアとなり、猛者のアドバイスを受けながら初心者が議論を行う」という概容を持つスタンド人狼であるが、この企画をきっかけに本格的に人狼を始めたプレイヤーも多い。


そんなプレイヤーの「気軽に人狼をやる場が欲しい!」という声を受けて始まったのが、同じくfactoki主催の『おかげさま人狼村(おか村)』である。
『おか村』は非VTuberである配信者も含めた村であり、その後さらにプレイ機会を増やすべく、VTuber特化の『ここ村』が生まれた。
顔を出していないプレイヤーのみを集めることで、顔出しが主流だったZOOM人狼界において「心置き無く立ち絵やLive2Dで人狼できるようになった!」と参加者から感謝されることとなった。

「人狼は知らなかったが好きなVTuberが出るので興味を持った」という視聴者も多く、敷居が高いと思われがちな人狼の裾野を広げることにも成功しているようだ。
factoki自身も「気軽に参加できる場として立ち上げたこの村ですが、やってみると思っていた以上に参加者の熱量が高く、嬉しい誤算でした」と手応えを語っている。

不慣れなプレイヤーが多いからこそ見ることのできる独特な展開を楽しむことができ、そこから各プレイヤーの成長を見守ることもできる。
さらに、GMとして一歩引いた目線でプレイヤーを見守るfactokiの温かさ、人間味を特に強く感じることができるシリーズとなっており、一粒で三度美味しい企画だ。


③ ガチ狼



リスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLWACKTzMs0kM


人狼界隈で最もメジャーなコンテンツの一つである、高田健志主催の『ガチ狼』。

全国の人狼猛者たちが集い、無駄のないハイレベルな激論を交えることで名高いこの企画において、特に異彩を放っているのがfactoki視点である。

2024年1月30日に始まった本企画は、「レギュレーションがア式固定で、20人強のメンバーがローテーションに近い形で出演する」という特徴がある。
ある程度固定されたハイレベルなメンバーで多数の対戦が行われているため、Season6を迎えた昨今では、マンネリ化やメタ考察で進行する展開を不安視する声も一部で見られていた。
そんな状況下で、factokiという「劇薬」が投下されるサプライズに界隈は震撼。
賛否両論、多くの話題を呼ぶこととなった。
factoki視点配信におけるリアルタイム同時接続人数が1100人を突破していることからも、その注目度の高さが推し量れる。

かつてはこうしたメジャーシーンと縁遠い印象のあったfactokiであるが、2026年には偶然にも別配信で高田健志と同村。

かつての殺伐としたネット人狼界を戦い抜いた者同士、その再会に感じるところがあったのか、間もなくして同じく高田健志が主催する『神人狼(特定のプレイヤーが吊り先や守り先などを全て決定する企画)』の神役として招聘されることとなる。


ここでもファンの間で様々な意見が飛び交い、大きな話題を集めた。
その後、高田健志が自身の生配信内にてfactokiについて言及される場面があり、彼の『ガチ狼』出演への機運が高まり、遂に出演が決定したのである。

2026年10月27日時点で、factokiの『ガチ狼』出演は2回。そのどちらも、昨今の『ガチ狼』ではなかなか見られなかった「ひりつき」に満ちていたと、同村者たちも語っている。
「議論で追求し、黒を探す」という彼のスタイルが他プレイヤーに刺激を与え、激論を引き出している面もあるようだ。

また、試合前の自己紹介で「かつての悪行(?)」をイジられまくる姿からは、単に尖っているだけではない彼のキャラクターを垣間見ることができて貴重である。

「第1回目は自分を出し切れていなかった部分もあったと思うけど、第2回目はかなり自分を出せて、良い議論ができたのではないかと思います。さかなさんの熱さに当てられて、僕も熱くなっちゃいました(笑)」と本人も語るように、factoki自身も手応えと『ガチ狼』ならではの楽しさを感じているようだ。
今後、factokiがさらに彼らしさを発揮し、それに他メンバーが応えることでより高度な議論が展開される……そんな相乗効果を期待しつつ、さらなる活躍を期待したい。



最後に、factokiに今後の活動について語ってもらった。

〜近い将来について〜
「『ガチ狼』という大きなコンテンツに呼んでいただけるようにもなったので、このチャンスを活かして年内にYouTubeチャンネル登録者数10,000人を突破したいと思っています。
僕に興味を持ってくださる方が増えて、そこで得た数字を『ガチ狼』に還元できたら理想です。
僕自身がもっと注目を集めることで、『ガチ狼』だけではなく、僕を呼んでくださる方や、僕が主催する企画に参加してくださる方、みんなの注目度も上がると思うんです。
factokiという配信者にはとても扱いづらいイメージがあると思っているのですが、そんな僕と関わってくれる皆様には心から感謝しています。
だからこそ、しっかり数字で恩返ししたい。

そのためにも、オンオフ問わず色んな人狼企画に出演したいと思っています。
ゲスト会に呼ばれることも多くなったので、オフイベントにも積極的に参加していきたいですね。」

〜活動について〜
配信者を長いことやっているのですが、今まで大きな活動休止が全くないんです。
なので、引き続き頑張り過ぎず、でも休まず、10年20年と『factoki』として長く続けたいと思っています。
応援して下さる方々と一緒に歳を取っていければいいな、と。

今は活動の殆どが生配信なのですが、実は「実況動画」が大好きなんです。
なので、動画もあげていきたいですね。

動画はあげていないのですが、ショートは沢山投稿できているんです。
というのも、現在3名の方がショート制作にご協力くださっていまして……!
協力してくださる方がショートを作りやすいように、色んなことをやってネタを増やしていきたいと思います。
そして、もっともっと色んな方に見ていただき配信者としてビッグになることで、協力してくださっている皆様に恩返しをしたいです。

〜目標について〜
ゴールは決めず、小さい目標を達成し続けていきたいと思っています。
流行を追って世間に媚びて……という感じではなく、自分自身が面白いと思える配信を長く続けていければなと。
それを面白いと思っていただけたら最高だし、その過程で数字がついてきたらとても嬉しい。
沢山の方に楽しんでいただけるような展開をお見せしながらも、軸を一本しっかり持ってやっていきたいです!

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修羅の巣食う魔界から人里へと降り、配信者としてもプレイヤーとしても進化を続けているfactoki。
彼が今後どんな盤面を作り出していくのか、引き続き注目したい。