配信アプリ『REALITY』をメインに活動しているVsinger、高井サラミ。


名前の通り一度聴いたら忘れられない力強い歌声で、一癖ある、濃い味の歌を届けている。
月に1作品、YouTubeにてカバー動画も投稿中。

もともと歌うことが好きで、ずっと趣味として歌ってきた。
しかしたまたま知ったREALITYで、自分の歌を誰かに聴いてもらうということを始めると、自分が思った以上にたくさんの方々からのコメントが届き、活動を続けるきっかけに。


自分でも誰かのことを喜ばせたり、楽しんでもらったり出来るのかと感じ、歌の活動を本格的にスタートした。

活動の途中では声帯結節になってしまい、歌うことは疎か話すこともあまりできない状態になったことも。


そこで感じたのは「早く治したい!早く歌いたい!早くみんなの前で歌いたい!!」

という強い思い。

完治させる手術のため、約1ヶ月半の間活動休止。


この期間にファンが離れてしまったらどうしようなどとすごく思い悩んだが

「大丈夫だよ!帰ってくるのを待っているよ!」
と言ってくれる方が想像以上に居てくれたおかげで頑張ることができた。

活動休止期間後には、初めてYouTubeにて歌ってみた動画を発表している。




・【歌ってみた】自主 / 高井サラミ



「MIXでいつもお世話になっている方から、この曲を歌って欲しい!とおすすめされた」という楽曲『自主』の歌ってみた動画。


これまで歌ってきた楽曲はボカロ、J-POP、ディズニー、ジブリ、演歌など。また「自分も両親や祖母も音楽が好きで、当時の音楽を聴いて育った経緯もあり、同世代より詳しい自信があった」という歌謡曲を歌うことも多い。特に歌謡曲は、普段のリスナーさんにも好きな方が多いとのこと。

そんなこれまで歌ってきた楽曲とテイストが大きく異なる、自分の恨みや憎しみといった、マイナスの感情をぶつけるような同曲。それは彼女にとっても出したことのない感情の表現だった。


しかし彼女は、圧倒的な感情表現で、ゾクッとするような歌唱を聴かせる。聴いていて鳥肌が立つという人も多いのではないだろうか。また本家へのリスペクトを感じるような親和性があるのもポイント。

これからもジャンルには囚われず、「たくさんのジャンルの楽曲を歌っていきたい」という言葉も貰っているので、期待は高まる一方だ。



・【歌ってみた】ブラック★ロックシューター / ryo (supercell) 【高井サラミ】



REALITY4周年記念のライブ出演をかけたイベント期間中に発表した『ブラック★ロックシューター』の歌ってみた。


「このイベントに参加するかとても悩んでいたが、リスナーさんに出てみなよ!と背中を押してもらった。この楽曲を選んだのは、配信中で歌った際にすごく反響があったから。自分の背中を押してくれたみんなに対して、何かお返しをできたらなと思って、みんなが喜んでくれたこの楽曲を歌ってみようとおもった。それと歌詞を改めて見て、自分のイベントへの想いがすごく重なった。自分の楽曲の解釈として、曲の序盤は悔しい思いが強く、悔しいからこそ頑張って立ち上がろう!最後には這い上がることができた!というイメージ」と、その思いをたくさん話してくれた彼女。


ただ、「どうやってこの気持ちを込めたらいいのか、いつもよりも収録に時間がかかった」という。しかし相談しながら作り上げていき、納得のいく作品が完成。作品は見事にイベントの入賞へと導き、9月3日のライブの出演権を獲得!

『ブラック★ロックシューター』といえば、言わずと知れたボカロ初期の大名曲。ポップでロックなサウンド感と、突き抜けていくようなメロディーラインが印象的な1曲だ。そんなサウンド感と、彼女の爆発力のある感情豊かな歌声は相性抜群。聴いていて心が震える感覚をおぼえる。光を見せてくれる。


そんな質の高い歌唱を届けておきながら、「すべてみなさんの応援のおかげ」というところもまた、彼女の魅力だろう。


・【歌ってみた】ルーザーガール / ツユ【高井サラミ】



「声帯結節になって、復活した時に最初に歌いたい!と思った楽曲」だという『ルーザーガール』の歌ってみた動画。

「歌詞が深く、すごく共感した。自分自身の受け取り方としては“落ちぶれてからの這い上がり”と捉えた」というこの楽曲は、高井サラミにとっての”決意”の曲。


「もともとロングの髪型で活動していたけれども、この楽曲の発表に合わせて髪型をショートにした。賛否両論あったけれど自分がやりたい!と思った。『もっともっと頑張るんで付いてきてください!』というこれからの覚悟、これまでの想いなどを込めて歌った」との言葉からもそれは伝わるし、感情が強く表面に出た歌声からも自然と伝わってくる。


聴いている方にも、≪開き直るしかないじゃん≫と、生き抜くパワーをくれる。


ちなみに同作のオリジナルMVでは、イラストを描いてくれている方も、MIXをしてくれている方も活動の中でリスナーさんとして知り合った方が担当している。
活動の中で繋がった人たちと作り上げた作品だという点からも、活動において転機となった作品・一皮むけた作品だといえるだろう。



まずは「年内にチャンネル登録者数1000人いきたい」と話す彼女。


さらにその先の展望についても「オリジナル楽曲を出すことが近いところの大きな目標。まだまだファンの皆さんに支えてもらっているばかりだから、もっとたくさんの人たちにみてもらえる作品を出して、活動を大きくしていき、恩返ししたい!わたしの活動はみんながいなかったら成り立たないもの。話すのが苦手で、歌うことでしか皆さんに返せるものがないからこそ、音楽で感謝の気持ちを伝え続ける」と言葉を続けてくれた。


濃厚で、飲み込まれそうな感情表現で届けるその歌は、確かに人の心に刺さるものだ。

きっと、その歌声に救われる人もたくさんいるだろう。


最近では新しいプラットフォームやSNSでの発信も始めたとのことなので、ぜひチェックしてもらいたい。