ピンク色の髪の毛と眼鏡、おでこから生えたツノが特徴的なカシ・オトハ。2021年11月に始動した『様々な物語を巡るVtuberプロジェクト”VERSEn”』に所属するボーカリストである。
彼女が歌うのは、「誰もが抱えつつも言葉にできない感情」。ひとりひとりの心に寄り添うようなウィスパーボイスが特徴的だ。
YouTubeではオリジナル曲や自身による弾き語り動画に加え、定期歌枠やゲーム実況、歌ってみた動画を投稿。2022年11月19日には活動1周年を迎え、これからの飛躍に期待の声が上がっている。
・MELODY SUE | カシ・オトハ【OFFICIAL VIDEO】
カシ・オトハの初オリジナル曲である「MELODY SUE」。2021年11月にYouTubeで公開され、1枚目のオリジナルEP「Reflection」にも収録された。
一気にリスナーを引き付けるのは、電子音のようなイントロ。その後、耳に入ってくる彼女の歌声はどこか儚く、胸をキュッと締め付ける。
「私は私は寄り添いたい」という歌詞は、彼女の活動スタンスを端的に表す部分と捉えることもできる。カシ・オトハの始まりであり、名刺代わりにもなっている1曲だ。
・エンパスィー | カシ・オトハ【OFFICIAL VIDEO】
カシ・オトハの2曲目のオリジナル楽曲である「エンパスィー」。2021年12月29日にYouTubeにて公開された。
夜空をふわふわと揺蕩うような浮遊感とエモーショナルな雰囲気が印象的な本楽曲。素朴でシンプルな楽器構成のため、彼女の歌声の魅力がダイレクトに感じられる。
本動画の概要欄に綴られているのは「君が素直な涙を流せるように。」。頬に伝う涙を優しく拭い取ってくれるような温もりのある楽曲に仕上がっている。
・パトス | カシ・オトハ【OFFICIAL VIDEO】
カシ・オトハの4曲目のオリジナル楽曲「パトス」。疾走感があり、明るい場所へ手を引いて連れて行ってくれるような1曲である。
本楽曲の公開時、彼女はTwitterで「いつも以上にわたしの感情が歌詞や歌に現れている1曲になっています」とコメント。言葉ひとつひとつをリスナーに確実に届けるような彼女の歌声が堪能できる楽曲になっている。
現在、本動画は彼女のYouTubeチャンネルのトップページに表示されている。ふとしたきっかけでカシ・オトハを知り、興味を持った人を迎え入れる動画だ。何度も繰り返し見たくなるポップで柔らかい雰囲気のMVにも注目してほしい。
誰しもが寂しさを抱え、自分のすべては自分にしか理解できないこの世界。心の中で日々形を変える想いに寄り添い、肯定してくれるようなカシ・オトハの歌声に助けられる人は大勢いるだろう。
訳もなく気持ちが沈んでしまう日は、ぜひ彼女のYouTubeチャンネルを覗いてほしい。何も言わず、ただ黙って隣にいてくれるような優しさにきっと救われるはずだ。
【リリース情報】
カシ・オトハ from VERSEn - 1st EP「Reflection」-
2022.8.31 digital release
DL/ST→https://kashiotoha.lnk.to/Reflection
TRACK LIST
1. MELODY SUE (作曲:雄之助 作詞:牛肉)
2. エンパスィー (作詞曲:Gaburyu)
3. Escape (作曲:長尾洋輔 作詞:牛肉)
4. レゾンデートル (作曲:長尾洋輔 作詞:牛肉)
5. カーテン (作曲:PASTA STA 作詞:kabanagu)
6. パトス (作詞曲:Nobuaki Tanaka)
2021年11月に始動した、様々な物語を巡るVtuberプロジェクト『VERSEn』 に所属するボーカリスト、カシ・オトハによる初のEP「Reflection」。 透明感あるウィスパーボイスと、ボカロ、EDM、渋谷系など様々な作家陣に よる楽曲で構成された聴きごたえ抜群の作品集となっている。