2018年5月デビューの忍者系VTuber声優、朝ノ瑠璃。YouTubeを中心に歌ってみた・雑談配信・ゲーム配信など「楽しいことはなんでもやる」精神で、忍び忍ばずマルチに活動中。


2021年11月より声優事務所クロコダイルに所属し、声優活動を本格的にスタートさせる。代表作は『逆異世界転生エージェントエーコさん』エーコさん役、『邪神ちゃんドロップキックX』エキュート役、『コトダマン』ユウヅル役など。VTuber声優として出演した作品数は、バーチャルYouTuber業界最多を誇る。


2023年11月には1stアルバム『百歌繚乱』を引っさげ、ビクターエンタテインメントよりメジャーデビュー。愛称は『瑠璃姉』『瑠璃お姉ちゃん』。




・【MV】電脳東京華道中 ／ 朝ノ瑠璃【オリジナル曲】



「楽曲としてのリリースは2019年に行われ、5年越しにMVを公開。VTuber楽曲を中心としたクラブイベントなどで使われることが多く、『この曲なんだっけ…あ！朝ノ瑠璃の東海道中膝栗毛！』といった間違いギャグなども存在する。バーチャルならではの世界観とEDMが合わさった、キラーチューンのひとつ」。そんな風に振り返る１曲『電脳東京華道中』。


色濃く香る和風テイストに、ノリの良いEDMサウンドを掛け合わせて、さらにシティポップや80年代から90年代序盤のジャパニーズポップステイストのメロディーラインを乗せるという、懐かしくも新しいサウンド感が面白い。


そんなサウンドに負けないキリっとした歌声も心地よく、MVのクオリティももはやゲームや映画のようで圧倒的。彼女の持つ世界観やスキルなど、その魅力がこれでもかと伝わる１作だ。



・【MV】刻印 / 朝ノ瑠璃【1stアルバム「百歌繚乱」表題曲】



「2023年11月にリリースされた1stアルバム『百歌繚乱』の表題曲。忍者系VTuberらしい和ロックサウンドに、長く活動しているからこその業界に馳せる思いや、一つのことに向かってがむしゃらに頑張る人たちの背中を押すという気持ちを込めた一曲。落ちサビの前のフレーズにはその想いを特に込められたと思う。ファンの間でも大変人気度が高いです！」とコメントをくれた１曲『刻印』。


自身の言葉通り、忍者感のある和ロックサウンドが光る１曲で、疾走感のあるロックサウンドと和風なサウンドの絡みが面白い。それでいてメロディーラインは美しく伸びやか、さらにはキャッチーなので、耳馴染みも抜群。たくさんの人に刺さりうる楽曲だといえる。


同作もやはりMVのクオリティが抜群で、見入ってしまうような１作となっているので、是非音だけではなく視覚的にも楽しんでいただきたい。


・【作業用】和風アレンジカバー楽曲まとめてみた【朝ノ瑠璃】



2023年5月よりスタートした“朝ノ瑠璃和風アレンジカバー楽曲プロジェクト”。こちらはその中で発表した楽曲を作業用にまとめた動画。


「和風ロックの歌が、珍しさもあり受け入れられているのではないか」と語る同作は、人気度の高い懐かしいアニソンから、ダークな楽曲まで、忍者系VTuber声優ならではの色を多数感じられる一本に仕上がっている。


鋭利なサウンドが突き刺さる『chAngE』に、90年代後半から2000年代のJ-POPのムードを色濃く放つサウンドに和風サウンドが溶け込む『Starry Heavens』など、新しさと懐かしさを同時に感じられる楽曲・アレンジが並んでいるので、最初から最後まで楽しみながら聴くことが出来る。


同時に、様々な楽曲を歌いこなす彼女のシンガーとしての質の高さもたっぷりと感じられることだろう。




「今年の5月で活動7年目を迎えるので。まずはここまで続けてこられたことが大きなことだと思っている」とこれまでの活動を振り返る彼女。


そのうえで「今年は姉妹での活動の部分も頑張っていきたい。オフラインイベントについてもできたら嬉しい。また、忍者系Vtuber声優というオリジナリティを守っていきたいので、Vtuberがアニメに出演することをもっと一般的にしていきたい。そしていずれはZEPPの舞台に立てたら嬉しい、主催でフェスができたら嬉しい」とこの先の目標についても言葉をくれた。


活動も7年目。ここから１年～２年で、ここまで日々磨いてきたスキルやセンスがもっともっと花開く可能性は、極めて高そうに思える。少なくとも、しっかりと追いかけていっていただきたいアーティストの一人だということは、確かだ。