冥賀小夜日は、YouTubeなどを中心に活躍中のVTuberである。活動開始前からもともと怪談大好きっ子で、幼少期より親戚などから話を聞いては集めていたという。
現在では「怪談を収集し人々に伝えること」がVTuber活動の中心となっており、動画や配信における語り・朗読、VTuberとして3次元の怪談師が出演する有料イベントや怪談大会への出演、多数のオンラインイベントやコラボなど、様々な手段を用いてその魅力を日々伝えている。
さらには自作の怪談短編集の出版も行っており、完全個人での活動でありながら”プロの怪談師”と言っても差し支えない充実したコンテンツを提供している。
元々”動画勢”として活動を開始した経緯があり、配信だけではなく動画作品が充実している点も大きな魅力。エピソード単位で気軽に見ることもできるので、「怪談は大好きだけど時間がなくて配信を追うのが難しい」という方にもオススメできる。
また、”心霊系の怪談”だけではなく”ヒトコワ”やUFO・UMAなど”オカルト”と呼ばれる分野も好んでおり造詣が深い。そのため、怪談ファンだけではなくオカルトファンをはじめとした様々な視聴者が楽しめる活動の幅を誇っている。
怪談がライフワークとなっている冥賀だが、それと並んで彼女を語るのに欠かせないのが「映画」である。制作規模やジャンル問わず様々な作品をこよなく愛しており、自身も活動の中で多数の紹介動画を制作している。
「シンドラーのリスト」や「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」など過去の名作映画を単品で紹介するものから、「◯◯年公開作品の中でオススメTOP10」「夏のホラー3選」「ゾンビの考察とおススメゾンビ映画」といったお題に紹介動画までその手法も幅広く、様々な視聴者のニーズに応えている。
ゲーム配信も高頻度で行っている彼女だが、最近では特にポーカーにハマっているそうだ。強くなるために修行中ということで対戦配信も頻繁に行っているので、ポーカーが好きな方、興味のある方はぜひその勇姿を見守りに配信へ足を運んで欲しい。
リアルイベントにもよく出演する冥賀なので、いずれはポーカーやアナログ系ゲームの対戦イベントなどもあるかもしれない……!?その他怪談に関連したゲームの配信なども行っており、”ガチ怪談語り部”による”ホラーゲームへのガチリアクションは必見である。
様々なコンテンツを展開する冥賀だが、全てに共通して感じるのはその作品やコンテンツに対する強い愛と真摯に向き合う姿勢である。真摯に向き合っているからこそ安心して視聴できるレベルのクオリティを保て、愛があるからかこそ視聴者がつい楽しい気持ちになってしまうような情熱を作品に詰め込むことができるのだろう。
また、配信も動画も視聴者目線にたった非常に見やすい構造になっているものが多く、雑談などにおいても心地よい距離感で会話を楽しむことができる。作品だけではなく視聴者に対しても真摯に向き合っている結果であろう。
一人の怪談好きとして、一人の映画好きとして、そして一人のVTuber好きとして……様々な角度から推せるVTuber……それが冥賀小夜日である。
1: 【九十九の怪談】前編🕯私が今まで触れてきた怪談をたくさんお話します
活動3.5周年を記念して実施した怪談枠……の前編。
冥賀が過去に触れてきた中でも印象深いものや好評だったものなどを厳選し、前後編合わせて60もの怪談を語る企画となった。その中には活動最初期に発表した怪談もあり、過去動画と交互に見ると冥賀の語り部としての変化をハッキリ感じられる。
「デビュー当時から応援してくださっている方からのリアクションも多く頂きとても嬉しかった」と冥賀自身も語るこの回。古参ファンにとっては懐かしく感慨深い配信、新参の方にとっては美味しいとこ取りでずっとドキドキ・ワクワクできる配信となっている。
全編にわたって傑作揃いだが、特に1話目、2話目が聴きごたえ抜群で筆者のオススメだ。暗闇の中60本の蝋燭に日を灯し、1話毎に一つづつ灯火を消していきたくなる企画である。後編はこちら。
2:【怪談・怖い話】河原の石【#夏の恐怖噺コンテスト 2024】
2024年の夏に開催された「夏の恐怖噺コンテスト 2024」出展し、見事2位に輝いた怪談動画。河原で拾った変わった石にまつわる不思議な噺を届ける回となっている。
ネタバレ防止の為詳細の案内は避けるが、「THE怪談」といった内容で、非常に怪談純度が高いのが印象的な噺である。ただ怖いだけではなくとても”不思議”で言いしれぬ不安や理不尽さがあり、視聴後良い意味での”気持ち悪さ”やゾワッとする感じを体験できる。
素晴らしいのは話の内容だけにとどまらない。冥賀の声の聞き取りやすさ、早すぎ遅すぎないテンポ、大げさすぎず平坦でもない絶妙な抑揚など、朗読/語りとしての能力が出色である。この点も現役の怪談・ホラー作家や怪談師が審査員を務める本コンテストで高い評価を受けた要因の一つであろう。
動画時間も7分尺に収まっておりコンパクトで見やすいサイズなので、「冥賀小夜日が気になっている」という方がまず初めに見える動画としてもオススメだ。
3: 【2023年公開映画】ランキングTOP10:前編(10位~7位)【映画紹介】
2023年に冥賀小夜日が鑑賞した新作映画62本の中から特に刺さった10本を紹介……している動画シリーズの前編で、10位〜7位の4本を紹介している。
特筆すべきはなんといっても彼女の”まとめ能力”の高さ。ネタバレにならない範囲で各作品の魅力を絶妙にほどよくまとめている。映画知識や情熱、視点の面白さなどはもちろんだが、話や動画における構成能力の高さにも脱帽だ。
紹介されている10本の作品にもあまり偏りが感じられず、バランスが良いのが印象的。ジャンルで食わず嫌いせず様々な作品を鑑賞しているからこそ作成できるランキングだと言えるだろう。そのため幅広い層の映画ファンや、映画初心者にも楽しめ参考になる企画となっている。
未視聴作品の良さを知れる楽しさだけではなく、既視聴作品においても「そうなんだよ!」と共感したり「そんな見方があったか!」と感心したり、様々な楽しみ方ができる点も素晴らしい。
映画好きな友人と映画について情報交換したり談笑しているような感覚で見ることができる……そんなシリーズである。中後編はこちらから。
今後の活動について冥賀小夜日本人に語ってもらった。
「怪談VTuberとしてさらに露出を増やしていきたいです。引き続き動画や配信活動を頑張りつつ、怪談短編集第二弾リリースもできたらいいなあと思っています🌸映画に関しても、もっと色々なカテゴリごとの紹介動画を作りたいですね。最近高スペックPCを購入したので、動作要件の高い新しいゲームにも挑戦していきたいですね🎮️ポーカーにも激ハマりしているのでもっと強くなりたい!!長期的な目標は、”長く続けていくこと”ですね〜。5年後くらいにふと思い出して私の名前を検索した人に『まだやってたのか!』って驚きつつ懐かしんでいただける……そんな御長寿怪談VTuberになれればいいなと(笑)そしてそんな長い活動を通して、一人でも多くの方に怪談や映画に興味を持っていただくことができたら良いなと思います!」
近々のものから遠い未来のものまで様々な夢・目標を聞かせてくれた冥賀。魅力あふれる彼女の活動であれば、きっと多くの怪談ファンや映画ファンの生活の一部となり長い旅路のお供として愛され続けることだろう。
気づけばVTuber99年生を迎えVTuber初の付喪(九十九)神となってしまう……いつしか冥賀小夜日チャンネルからそんな怪談が生まれてしまうかも!?
【冥賀小夜日からの告知】
〜年末年始配信のお知らせ〜
■配信予定日■
12/24・12/25・12/30・12/31・1/1・1/2(※変更の可能性り)
私の映画好きの原点になった作品の一つでもある『インディ・ジョーンズ』が映画の世界を踏襲したままのゲームになりました!普段あまりアクションゲームをしないのですが『インディ・ジョーンズ』最新作と聞いては居てもたってもいられずクリスマスから年末年始にかけて冒険あり、謎解きありの考古学アドベンチャーに挑戦します!この機会によければ一度見に来ていただけると嬉しいです!
その他、いろんな動画や配信をしているチャンネルなのでぜひ遊びにきてください!