2024年10月から活動している男の娘・商業漫画家系VTuber「ギロ・ニキ・カンナリリー」。自身でモデリングを行ったモデルで活動中の個人勢だ。
普段はYouTubeにてイラストやお絵描き、ゲームの生配信をメインに、歌ってみた動画やショート動画も投稿中。自身の強みを生かしながら、楽しい時間を届けている。
漫画家としての顔を併せ持つギロ。過去に4コマ雑誌やWEB媒体で連載をしていたとのことだ。しかし、ある時期に漫画を描くのに行き詰まることがあり、リハビリも兼ねて3Dモデリング(モデル制作)に挑戦してみたという。
「なんJ系」…いわゆるアンダー系掲示板サイトでそのモデリングに関して意見交換や相談をすることを目的にYouTubeチャンネル作ったところ、サイト内で話題に。そのスレッドを「まとめ」編集して取り上げたshort動画もYoutubeで人気となり、稼働前からチャンネル登録者が急増する。ギロは「これはもう漫画家としての活動を知ってもらうためのきっかけにするしかない」という思いから、そのままVTuberとしての活動を決意した。
モデル製作時にはいずれ声優を募集して、ギロ自身は企画・編集担当のプロデューサーとしてチャンネルを動かしていくことを考えていたというが、先述のバズにより急遽自分自身が活動することに。VTuber文化をあまり知らずに活動を始めたため、日々視聴者や5chなどでアドバイスをもらいながら活動しているという。
「15分かければゼロからイラストを完成させることができる」点がアピールポイントだと言う。普段のイラスト配信などでギロのスキルをふんだんに楽しむことができるだろう。
それ以外の特技はゲームで、過去にアクションゲームのタイトルである「アーマード・コア」の公式大会で優勝したこともあるというコアゲーマーぶり。ネット歴も長く「掲示板サイト」の歴史にも詳しかったりと、興味深い経歴も多数。唯一無二の魅力で、ファンを虜にしている。
・【お絵かき配信】約5億年ぶりのお絵かき配信【リク絵描きまくる】 ギロ・ニキ・カンナリリー #新人VTuber
2025年3月4日に実施されたライブ配信のアーカイブ。コメント欄で視聴者からリクエストをもらい、イラストをゼロから15分以内に仕上げるという配信を行った。
何もないところからイラストが描かれていく様子は、見ていてとても楽しい。掲示板サイトでこのリクエストお絵かきの流れは「安価絵スレ」と言うものらしく、長いネット歴で培ったスキルが遺憾なく発揮されている。
コメント欄には、本人によるタイムスタンプが作成されている。ぜひ気になるところをポチっと押してみてはいかがだろうか。
・【初心者向け】色塗りのコツを教えるVTuber
絵を描くのが好きな方にぜひ見ていただきたいこちらのショート動画。ギロは「あまり教えたくないけど…」と前置きし、イラストの塗り方のコツを語った。
言葉だけでなく、実践を交えながら解説。思わず「なるほど!」と言いたくなるコツを学ぶことができる。
イラストのプロから学ぶ知識は、あなたの財産となるだろう。短い時間でサクッと見ることができるため、これからギロ・ニキ・カンナリリーを知っていきたいという方にもおすすめだ。
・テトリス / ギロ・ニキ・カンナリリー (Cover) 【歌ってみた】
2025年3月8日に公開された歌ってみた動画「テトリス」。VTuberとして惹きのあるコンテンツを制作したいと考え、ギロが初めて制作・投稿した歌ってみた動画だ。
掲示板サイトで知り合った有志にお願いしたMIX以外は、歌唱・イラスト・動画まですべて自身で制作。歌声の披露自体も本動画が初めてであり、「動画も1フレームずつこだわって制作した」と裏話も聞かせてくれた。
また「歌ってみた動画は今後も挑戦するかも?」とのこと。こちらも楽しみに待ちたい。
今後について聞いてみると、「VTuberとして、まずは活動を継続していくこと、そしてチャンネル登録者数1万人が目標」と話してくれたギロ。1年の継続を目処に活動し、同時に漫画家としても連載や読み切りの復活を目指すとのことだ。ここだけの話だが、連載の可能性がある雑誌編集部が現在あるらしい…。めずらしい「商業漫画家系VTuber」のドリームの行く先を追ってみてはいかがだろうか。
コンテンツ面では、イラスト制作に使う機材やソフトや、実際に絵を描く際のペンツールの紹介など、イラストやお絵描きのハウトゥー系の動画投稿に力を入れていきたいそう。
また、漫画家としての目標は単行本を出すこと。「VTuber活動をきっかけにこちらにも挑戦したい」と楽しみな話も聞かせてくれた。
最後に「お絵かきや雑談はもちろん、ゲーム配信も全力で楽しんでいます!初見さんも大歓迎です。冷やかしでも良いので一度チャンネルにふらっと遊びにきていただけたら嬉しいです!」とメッセージを届けてくれた。
ギロ・ニキ・カンナリリーは、自身の強みを生かしながら、楽しい時間を紡いでいる。この先の活動にも、ぜひ注目したい。