「ギザ歯な月の女神」として活動中のVsinger。
その表現力を武器に、バーチャルミュージックアワード2021に出演など、日に日にその影響力を増している、今要注目のVsingerだ。
また、歌の活動と合わせて声優も行っている彼女の楽曲を今回はご紹介する。
・淡い透過光 / k0y0mi
自身初のオリジナル楽曲『淡い透過光』。
ストーリー性のある歌詞の世界観が印象的な同曲。
実は、この楽曲と同世界観にて、4部構成で展開する『MoonPhaseProject』の第一弾楽曲だと教えてくれた。
淡い透過光というタイトル通り、サウンドは柔らかく淡く、そして透明度が高い。
「コーラスなどの細部までこだわりながら、全体のバランスや聴き心地の良さを意識している」というその言葉通りの、実に耳に心地よいサウンド感だ。
そのサウンドと楽曲全体の空気感に、気が付けばはまってしまう。
・【一人三役で】あゝオオサカdreamin' night / 天月こよみ(Cover)【歌ってみた】
「そもそもラップ系の楽曲が初チャレンジ。かつ3人分ということで普段の6倍のチャレンジをした。この楽曲は出てきた当初からそのキャラの濃さに惹かれて、練習開始。100テイク超えで、ようやく完成しました」と話す作品『あゝオオサカdreamin' night』の歌ってみた。
こてこての大阪感のあるサウンドにのせるラップは、たたでさえ決して簡単なものではないだろう。
それを一人三役でやるのだから、大変だったことは想像に難くない。
しかし彼女は、何も説明されずに聞けば別人が歌っているように思えるほど、三役をキャラ立てることに成功している。
そしてもちろんラップも、可愛くも切れ味鋭く仕上げている。
その才能の幅の広さを感じる作品だ。
・Beat Eater / ポリスピカデリー - covered by the echo
V-wave所属のメンバーの中でも歌が活動の基本なメンバーで構成された『the echo』の作品。
ここではさらに『Jewel in the Crown』のメンバーも参加していて、もっと豪華に。
そんな作品だけにこの作品では、明るく弾けるような歌声だったり、ディープに引き込むような歌声だったり、愛らしく透明度が高かったり、爽やかでクールだったり、華やかだったりと、様々な歌声の魅力を堪能できる。
また、様々な歌声で着色されることにより、サウンドのモダンでもありどこか懐かしくもある雰囲気の良さも、さらに引き出されているといえるだろう。
だから、何度も聴きたくなる。
今後の目標を尋ねてみると、「今年中に登録者数10000人を達成すること。そして、オリジナルミニアルバムをリリースすること。ゆくゆくはワンマンライブを開けるようなでっかいVtuberになりたい」と話してくれた彼女。
また、来月4月に控えた誕生日にも「たくさんの告知とたくさんの発表がある」とのことなので、是非Twitterなどをフォローして、その発表を逃さないようにしていただきたい。