青森県のご当地Vと、動画勢としての両面をPRしながら活動しているVtuber、津軽ねぷこ。
大人っぽくて落ち着いた声質が一つの魅力だが、どこかいたずらな雰囲気を感じる太めの低い声で発信する津軽弁が、クセになる。
・たった2分で津軽弁が話せるようになる魔法の動画!#3【Vtuber】
「たった2分で津軽弁が話せるようになる魔法の動画」というタイトル通り、青森県のご当地Vtuberである彼女が発信する、津軽弁動画。某国民的アニメを思わせるような低いトーンで、馴染みのない人には難解に思える津軽弁を発信してくれている。
「ただの方言講座だとつまらないので 視聴後に絶大なインパクトを与えるような内容を心がけた」と話す通り、個性溢れる方言に負けないくらいのクセ強めのテンション感とシチュエーションでお届けしているというのが一つのポイントだ。
そのクセの強さが、中毒性を生む。
・【炎上覚悟】青森最大のタブー!弘前市民が青森ねぶたに参加してみた…!【弘前ねぷた】津軽ねぷこ
動画勢Vtuberリレーの中での一本。
「青森ねぶたと弘前ねぷたは同じ時期だが全く異なるお祭り。青森市民は弘前ねぷたに、弘前市民は青森ねぶたに参加してはいけないという暗黙のルールがある。青森県に生まれ育った身としては当たり前の慣習だが、県外には伝わっていない。青森のいいところだけじゃなくてネガティブな面も含めて発信したい」とコメントするように、そもそも『弘前ねぷた』と『青森ねぶた』が異なるものであるということ自体知らない人も多いであろう中、そこの文化のタブーに飛び込んでいく。
・【ドッキリ】味のしないチョコ全国販売するって言ったら友達は止めてくれるのか? #プチロルズフェス
「動画勢Vの立場から作った。方言Vではなく動画勢Vとしての本領を発揮したかった。動画勢は絶滅危惧種と言われていたが、最近は若い視聴者層が動画勢がいることを知ってくれるようになった。登場ゲストも、新進気鋭の動画勢たち」と紹介してくれた1本。
「チロルチョコとのコラボ。チロルチョコさんは、こちらから味のリクエストをすると研究開発してくれたり、配信のためだけにイラストを用意してくれるなどVとのコラボに熱意を持って取り組んでくれる」とも話すように、企業コラボの1本ではあるが、内容はドッキリ。
そのため、企画としての面白さ、明るく軽快な彼女のキャラクターの魅力、その両方をたっぷりと感じられる1作に仕上がっている。
目標は「地方差別の撤廃。津軽弁の訛りで標準語が話せないことによる差別の解消」だと話す彼女。
ぜひ、この先の活動を、チェックし続けていっていただきたい。